【太極と陰遁陽遁】
地球は、太陽を365.2422日で公転しています。
地球は、太陽の当たる面、太陽の当たらない面が同時に起こっています。
地球は、陰陽が同時に起こっています。
公転は、上から見れば左回り、下から見れば右回り。
私たちは、日中と夜間、別々にやってきます。
私たちは、陰と陽、別々にやってきます。
私たちは、男性と女性があります。
私たちは、春分、夏至、秋分、冬至で、季節が別々にやってきます。
私たちは、公転を12か月と365日で分割します。
地球の公転をあらわすのは、年盤です。
12か月をあらわすのは、月盤です。
年盤も月盤も、人から見れば逆回転することはありません。
春分、夏至、秋分、冬至とやってきます。
1月、2月、3月・・・とやってきます。
よって年盤と月盤のめぐりは、後天図により太極→巽→震→坤→坎→離→艮→兌→乾となります。
数字に当てはめると5→4→3→2→1→9→8→7→6となり、数字が下がって見えますが、本来は春分、夏至、秋分、冬至がめぐることと同じで、大自然エネルギーの移り変わりをわらわします。
地球の公転が逆回転しないかぎり、年盤、月盤のめぐりが逆転することはありません。
次に日盤と刻盤です。
私たちは1年を通して太陽エネルギーの強弱に違いがあります。太陽と地球との位置において、春分、夏至、秋分、冬至と分け、季節に応じて植物の育ちも変わります。
春分:昼の長さ=夜の長さ
夏至:昼の長さが長い
秋分:昼の長さ=夜の長さ
冬至:夜の長さが長い
この季節は北半球に合わせたもので南半球では逆になります。(九星気学は北半球になります)
春分:北半球は春・南半球は秋
夏至:北半球は夏・南半球は冬
秋分:北半球は秋・南半球は春
冬至:北半球は冬・南半球は夏
この違いは、地球の地軸が公転線に対して約23.43度傾いているからです。
地球は、太陽を公転しているだけですが、私たちは太陽との位置において昼夜・四季の影響を受けています。
夏至と冬至で、太陽エネルギーを受ける強弱、また昼夜の長さが逆転していることが分かります。
私たちは、男女、夏冬、昼夜、陰陽という相対性のなかで生きていることになります。
一日は、昼と夜があります。365日には夏至と冬至があります。私たちにおいての日(24時間)には、陰と陽があるということになります。日盤(刻盤を含む)にも陰陽があるということになります。それを九星気学では陰遁、陽遁といいます。
陰遁(いんとん)は、夏至(6月22日頃)に最も近い甲子から始まります。
陽遁(ようとん)は、冬至(12月22日頃)に最も近い甲子から始まります。
これは私たちが普段使っている太陽暦に含まれます。江戸時代までの太陰暦には含まれません。なぜなら月の満ち欠けの暦であり、太陽との位置は含まれないからです。
陰遁のめぐりは、離→艮→兌→乾→太極→巽→震→坤→坎になります。
陽遁のめぐりは、坎→坤→震→巽→太極→乾→兌→艮→離になります。
冬→春→夏にかけて植物は成長を極めていきます。陽のエネルギーが夏至の頃にかけて徐々に強くなっていく姿をあらわします。よって陽遁の時期になります。
夏至の頃に陽のエネルギーが極まり、夏→秋→冬と徐々に陰のエネルギーが強くなっていきます。よって陰遁の時期に入っていきます。
陰陽説では「陰極まりて陽となり、陽極まりて陰となる」という太極をあらわしており、生物は陰と陽という相対性のなかで命を育んでいることになるのです。
年盤と月盤は太極めぐりといいます。
太極→巽→震→坤→坎→離→艮→兌→乾
日盤は陰遁陽遁めぐりといいます。
陰遁、離→艮→兌→乾→太極→巽→震→坤→坎
陽遁、坎→坤→震→巽→太極→乾→兌→艮→離
太極めぐりは、天地宇宙のめぐりであり、陰遁、陽遁はありません。
陰陽同時に存在する太極から生まれた生物は、相対性のなかに生きるため「陰遁、陽遁」のめぐりが存在します。
この陰陽の考え方は、九星気学の性格を判断する傾斜(けいしゃ)にも当てはまります。年盤一白水星・月盤一白水星の人は、九紫火星が傾斜となります。陰極まりて陽となり、陽極まりて陰となるということです。
私たちは、天地宇宙と相対性のなかで生きているということであり、この法則を知らずに生きるということは”冬に田植え”をして”お米の収穫”を期待するようなものです。